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ご清楚ですが何か
第9章 フォンデュ不倫
入れた余韻を感じながら二人で手を繋いでレストランに行く
「○○号室です。」
向かい合って座る
刺身が並び
それぞれの小さな鍋に火がついた
「アソコがじんじんするー。」
「だから止めようかって言ったのに。」
「やめる気ないくせに。」
「俺ももう今日はできない。」
「えーもっかいしよーよ。」
店員がそれぞれの小鍋に火をつけにくる
「久々だな。」
松下がビールを飲んで顔が赤くなった
「家族で来たりしないの?」
「お前と、って意味。」
「良く一緒に食べ行くじゃない。」
「あれは何て言うか、ただの仕事の合間っていうか。」
「確かにね。あれは、不倫じゃないもんね。」
周りには家族連れやカップルがいた
私たちが不倫カップルなんて、誰も知らない
「何気に、仕事の合間ご飯もあたし、楽しいのよ。」
「何気に?」
「本当はラブだけど、そうじゃない感じで食べる感じ。仕事の延長だけど、例えばキッチンカーで買って川の土手でランチも、好き。」
「よくわかんないけど。わかるよ。その意味で久しぶりって言ったの。」
二人にしか分からない会話
分からない雰囲気を幸子は楽しむ
これが醍醐味
周りの客に声を大にして言いたくなる
今日はいつもとは違うんですからね
私たちよくご飯行くけど、今日はそのご飯とは違うんですからね
矛盾していた
秘めたい関係なのに
公にしたくもある
「刺身うまっ。」
松下も楽しんでいるようだ
「そういえばノリさんも本社異動なったらしいな。」
「興味な。」
「あるくせに。」
「妬きもしないわ。」
「俺デザート取ってくるわ。」
松下が逃げる
幸子が不機嫌になったのを感じ取ったらしい
ふと携帯を見ると三原からメールが来ていた
「やっと荷物片付いた。週末にでもおいでよ。」
一抹の罪悪感を感じつつ、向こうも元カノと仲良く同じ部署だわ、と結論付ける
「返事しないのか?」
松下が後ろから覗き込んでいた
「うーん、」
なんとなく気が進まない
松下が目の前で杏仁豆腐を食べている
幸子は眺める
「美味しそうね。」
幸子もデザートコーナーに行く
プリンやらヨーグルトやらバイキング形式になっていた
チョコのタワーもある
「ここに突っ込むのね。」
一人でマシュマロを突っ込んでいると
後ろから声がした
「幸子」
「○○号室です。」
向かい合って座る
刺身が並び
それぞれの小さな鍋に火がついた
「アソコがじんじんするー。」
「だから止めようかって言ったのに。」
「やめる気ないくせに。」
「俺ももう今日はできない。」
「えーもっかいしよーよ。」
店員がそれぞれの小鍋に火をつけにくる
「久々だな。」
松下がビールを飲んで顔が赤くなった
「家族で来たりしないの?」
「お前と、って意味。」
「良く一緒に食べ行くじゃない。」
「あれは何て言うか、ただの仕事の合間っていうか。」
「確かにね。あれは、不倫じゃないもんね。」
周りには家族連れやカップルがいた
私たちが不倫カップルなんて、誰も知らない
「何気に、仕事の合間ご飯もあたし、楽しいのよ。」
「何気に?」
「本当はラブだけど、そうじゃない感じで食べる感じ。仕事の延長だけど、例えばキッチンカーで買って川の土手でランチも、好き。」
「よくわかんないけど。わかるよ。その意味で久しぶりって言ったの。」
二人にしか分からない会話
分からない雰囲気を幸子は楽しむ
これが醍醐味
周りの客に声を大にして言いたくなる
今日はいつもとは違うんですからね
私たちよくご飯行くけど、今日はそのご飯とは違うんですからね
矛盾していた
秘めたい関係なのに
公にしたくもある
「刺身うまっ。」
松下も楽しんでいるようだ
「そういえばノリさんも本社異動なったらしいな。」
「興味な。」
「あるくせに。」
「妬きもしないわ。」
「俺デザート取ってくるわ。」
松下が逃げる
幸子が不機嫌になったのを感じ取ったらしい
ふと携帯を見ると三原からメールが来ていた
「やっと荷物片付いた。週末にでもおいでよ。」
一抹の罪悪感を感じつつ、向こうも元カノと仲良く同じ部署だわ、と結論付ける
「返事しないのか?」
松下が後ろから覗き込んでいた
「うーん、」
なんとなく気が進まない
松下が目の前で杏仁豆腐を食べている
幸子は眺める
「美味しそうね。」
幸子もデザートコーナーに行く
プリンやらヨーグルトやらバイキング形式になっていた
チョコのタワーもある
「ここに突っ込むのね。」
一人でマシュマロを突っ込んでいると
後ろから声がした
「幸子」