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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第22章 告白
「そ、そんな顔すなや、
ベッピンさんが台無しになるぞぉ・・・」

懸命な表情に恵の口元が緩む。

「そうそう、その笑顔や。そのまま・・・な?」

男はホッとしてビールを口に含むと、女にも勧めた。
シラフで聞かれていると話し辛かった。

恵は少しずつではあるが勧められるままに飲んでいたせいか、頬が赤くそまっていた。
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