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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第3章 二人きりのコーヒータイム
恵がコーヒーをカップに注いでいると、義父の啓介が階段から降りてきた。

「おー、えー匂いやな・・・」
恵はこの関西弁を聞くと思わず身震いするのであった。

余程、最初に感じた印象が悪かったのであろうか。
自分でも異常に思える程であった。
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