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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第3章 二人きりのコーヒータイム
一緒に生活を続けていく内に、よく見ると幾つかの欠点を覗けば合格点をあげられるぐらいに義父の態度は悪くは無いのであるが。

一度思い込んだ気持ちを覆すには、余程の事でもない限りありえないのだ。

忘れられないセリフもそうであるが、自分が嫌いになった男に対して心を許す事が、何か不条理な摂理に思えるのかもしれない。
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