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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第28章 密室
(なんや、胸も小さそうやないか?)

余りのショックな言葉は恵の脳裏に刻まれ、消えることはなかった。

「い、言った・・で、しょ・・・?」

啓介は恵の手紙の事を思い出した。
そして小さく笑うと済まなさそうに囁いた。
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