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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第30章 絶頂
「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・おおぉ」
薄闇の中、啓介の腰が激しく動いている。

「ああっ・・あっ・・・あうっ・・・ああっ・・ああぁ」

恵の声がそれに合わせてリズミカルに響いていく。

二人きりのリビング。
閉ざされたカーテンの向こうでは、まだ降り続く雨音が大きく二人の声は外には聞こえない。
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