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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第33章 目覚めの後で
「きれいや・・・」
その一言が嬉しい。

テーブルには氷の入ったグラスが二つと、お茶のペットボトルが置いてある。
啓介はお茶を注ぐと、恵に差し出した。

「おい・・しい・・・」
冷たいのど越しが心地いい。
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