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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第33章 目覚めの後で
「フフッ・・・」
恵は男の肩に身体をもたれさせた。

「いや・・・だ・・・」
「んっ・・・?」

「映ってる・・・わたしたち・・・」
「ほんまやな・・・」

さっきの激しいセックスの最中にも、同じことを言ったことを思い出した。
だが、あえて啓介は言わなかった。
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