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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第4章 二人きりのコーヒータイム2
それに、初恋の人に想いを重ねてしまう恵が眩しく感じていることを、悟られたくはなかった。

夕食の時でも息子と話す内容が恵の嫌いな卑猥なものと知りながら、あえて選んでいたのだ。

幼い頃、憧れた優等生の女の子への態度のように。
嫌われるのが解かっていても、何となく意地悪をしてみたくもなるのだ。
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