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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第47章 白い波と天使
※※※※※※※※※※※※※※※

「キャー・・・」
白い波の泡と共に天使が駆けて来る。

薄いグリーンのフレアスカートが風に翻り、しなやかな足を覗かせている。
子猫のように瞳を丸くさせて次の波を待っている。

タイミングを計ってギリギリの所まで追いかけていく。
何度も同じ事を繰り返している。
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