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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第7章 約束
自分には魅力が無いのであろうか。
昨夜はご馳走を用意して待っていた。

義父も居なく二人きりの夜であったのに。
この頃少なくなった「営み」を久しぶりにしようと、ムードたっぷりに計画したのに。

その為に夫の希望していた「口でする」事すら努力してみようと、こうしてその手の専門誌を買ってきていたのだ。

久しぶりに目にしたそれは、若い時の印象そのままに恵には、ばからしく感じた。
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