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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第72章 二人きりの夜
「ま・・あ・・・」

プラチナリングの輝きが眩しく瞳に入ってきた。
呆然と眺めていた恵であったが、我に帰ると瞳を潤ませて男を見つめた。

「結婚してくれ・・・」
「えっ・・・?」
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