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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第74章 あなた
その方が、みんなが幸せになれるのだ。
義父にもらった誓いのリングは、武の物よりも数十倍はする値段である。
わざと目立たぬデザインにはなっているものの、ブランドの超高級品であった。
恵の身の廻りにはそうした義父からのプレゼントがさり気なく溢れているのだが、武は無頓着なのか気付く様子もない。
まあ、ずっと倹約してきた恵の性格を知る夫からすると無理もない事ではあったのだが。
そんな夫に対して義父とは違った愛を感じるのであった。
恵は慈しみの眼差しを武に向けた。
義父にもらった誓いのリングは、武の物よりも数十倍はする値段である。
わざと目立たぬデザインにはなっているものの、ブランドの超高級品であった。
恵の身の廻りにはそうした義父からのプレゼントがさり気なく溢れているのだが、武は無頓着なのか気付く様子もない。
まあ、ずっと倹約してきた恵の性格を知る夫からすると無理もない事ではあったのだが。
そんな夫に対して義父とは違った愛を感じるのであった。
恵は慈しみの眼差しを武に向けた。