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永眠を捨てた青少年
第3章 3
小霧の腹、胸、肩から血が漏れ出る。
小霧は銃弾の衝撃に体をふらつかせながら、苦痛に耐えている表情を見せる。
「へえ! 本当に死なねえんだな、おもしろい体になっちゃったもんだねえ」
小霧の体から、ゆっくりと三個の弾丸が体から押し出され、床に落ちた。
「……こりゃあ頭とかぶち抜いて気を失わせたって、いずれまた治って俺の命を狙ってくるってことだよねえ? それはズルいよなあ。フェアじゃないよなあ。死なねえってんなら、意識飛ばしてその間にコンクリ詰めにして、地下深くに埋めて戻ってこれなくしてやるよ」
「……窮屈なところは怖くて嫌ですね……考えただけでパニック起こしそうですよ、義父上」
そこで龍玄はいきなり刀を斜めに振り下ろした。
小霧の体の正面に斜めの深い傷が刻まれ、また血が噴き出る。
うずくまりそうになるのを、小霧は耐えてまた直立する。だが静止はできない。わずかにふらついている。
「我慢強い息子ですなあ」
「……あんたに嫌というほど鍛えられましたからね」
「じゃあそろそろ頸動脈でも斬って、気を失ってもらいましょうかね小霧クン。次に目を覚ました時はコンクリートの中だ」
小霧は銃弾の衝撃に体をふらつかせながら、苦痛に耐えている表情を見せる。
「へえ! 本当に死なねえんだな、おもしろい体になっちゃったもんだねえ」
小霧の体から、ゆっくりと三個の弾丸が体から押し出され、床に落ちた。
「……こりゃあ頭とかぶち抜いて気を失わせたって、いずれまた治って俺の命を狙ってくるってことだよねえ? それはズルいよなあ。フェアじゃないよなあ。死なねえってんなら、意識飛ばしてその間にコンクリ詰めにして、地下深くに埋めて戻ってこれなくしてやるよ」
「……窮屈なところは怖くて嫌ですね……考えただけでパニック起こしそうですよ、義父上」
そこで龍玄はいきなり刀を斜めに振り下ろした。
小霧の体の正面に斜めの深い傷が刻まれ、また血が噴き出る。
うずくまりそうになるのを、小霧は耐えてまた直立する。だが静止はできない。わずかにふらついている。
「我慢強い息子ですなあ」
「……あんたに嫌というほど鍛えられましたからね」
「じゃあそろそろ頸動脈でも斬って、気を失ってもらいましょうかね小霧クン。次に目を覚ました時はコンクリートの中だ」