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永眠を捨てた青少年
第3章 3
——ごめんなさい……小霧さま……
「ふうんっ!! んあ……あう……ああ……」
しずはうつむいたままで声をもらし、全身をビクンビクンと跳ねさせた。
両目からあふれる涙が、真下のカーペットへとポタポタ落ちていく。
しずの両足から力が抜け、龍玄が手を離すとしずの身体は勝手にひざから崩れ落ちた。
「……おもしろくねえなあ」
龍玄は吐き捨てながら抜身の刀を拾うと、へたり込んでしまったしずを置いて小霧の方へと歩いていった。
まだ後ろを向いたままの小霧に近づきながら、龍玄が真剣を両手で構える。
龍玄は、小霧のすぐ後ろまでたどり着くと、刀を振り下ろした。
小霧の背中がスーツごと斜めに切り裂かれ、血が噴き出る。
小霧は痛みで背中を反り返らせたが、声も上げず龍玄の方に体の正面を向けて、直立の姿勢を保った。
「さすが不死身だなあ、痛くもかゆくもねえんだな」
「……痛い、のは……変わりませんよ……」
「あ、そうなの? 治りはするけどそこ同じなんだ?」
龍玄は二階廊下の方へ手を上げた。
銃声とともに、三発の銃弾が小霧の体を撃ち抜く。
「ふうんっ!! んあ……あう……ああ……」
しずはうつむいたままで声をもらし、全身をビクンビクンと跳ねさせた。
両目からあふれる涙が、真下のカーペットへとポタポタ落ちていく。
しずの両足から力が抜け、龍玄が手を離すとしずの身体は勝手にひざから崩れ落ちた。
「……おもしろくねえなあ」
龍玄は吐き捨てながら抜身の刀を拾うと、へたり込んでしまったしずを置いて小霧の方へと歩いていった。
まだ後ろを向いたままの小霧に近づきながら、龍玄が真剣を両手で構える。
龍玄は、小霧のすぐ後ろまでたどり着くと、刀を振り下ろした。
小霧の背中がスーツごと斜めに切り裂かれ、血が噴き出る。
小霧は痛みで背中を反り返らせたが、声も上げず龍玄の方に体の正面を向けて、直立の姿勢を保った。
「さすが不死身だなあ、痛くもかゆくもねえんだな」
「……痛い、のは……変わりませんよ……」
「あ、そうなの? 治りはするけどそこ同じなんだ?」
龍玄は二階廊下の方へ手を上げた。
銃声とともに、三発の銃弾が小霧の体を撃ち抜く。