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永眠を捨てた青少年
第3章 3
 耳元でささやかれる小霧の言葉に、また甘いしびれを身体に送り込まれ、恥ずかしさで足を閉じたくなるのを我慢する。

 小霧の指が、しずの割れ目を開いてその間をかき回す。
 濡れた音が大きく部屋に響き渡る。
「はずか……しい……っ……」
 それでも小霧の指の動きはゆるまない。

 しずは、燃えているのではないかと思うほど顔が熱くなった。
 かすかに、耳元の小霧の息づかいが荒くなってきた。

 ——小霧さまが……
 ——私で……
 ——興奮してくれてる……の?

 しずはますます下腹の奥がしぼられるような感覚に襲われた。股の間の花弁から汁がさらにあふれ出てくる。

 突然、しずの全身に大きな電流が駆け抜けた。
 花弁の先端にある固い突起を、小霧がつまみ上げているようだ。
 しずの頭の中は真っ白になり、全身ががくがくと跳ねてしまっている。

「ぁ……ぁ……」
 しずは声になりきっていない、頼りない音を半開きの唇から漏らした。
 脳の芯がしびれて、ぼうっとする。
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