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レスさんとシンママちゃん【完結】
第17章 雨の中のレスさん


ちょうどドリップを注ぎ終わったころ、浴室から音がしてアキさんが出てきたようです


ボクはそちらのほうを見ないようにしてると少ししてタオル生地のガウンを着たアキさんが出てきました


「髪の毛もドライヤーで乾かしなよ?

 熱いコーヒー煎れてあるからね、

 ボクもシャワー浴びるよ」



入れ替わりにボクが浴室の方へ


車の中でアキさんに抱きつかれたとき、こちらも上半身がぼとぼとになってましたから


熱いシャワーを浴びて、ガウンをまとい、今度はボクがドライヤーを使います


部屋に戻ると照明がさっきよりも落とされています


てっきりソファーに座ってコーヒーを飲んでいると思っていましたが、アキさんの姿が見当たりません



「……あれ? アキさん…??」


無理にボクが連れこんでしまったので帰ってしまったと思ってたら、ベッドのほうから声が聞こえてきました

「こっちよ」

アキさんはすでに布団の中に潜り込んでいました


まぁ、身体が冷えてきたのでしょう


ボクはベッドには近付かずソファーに座って、少しぬるくなったコーヒーを飲んでいました



ホテルに連れ込んだものの何かがあったらしいアキさんに手を出せるわけもなく、ボクはベッドには入らないで今日はソファーに座っていようと思っていたのですが


「こっちに来て、隣に来て」

と言われたので、コーヒーカップを置きました



布団をめくってアキさんの隣にすべりこむと、アキさんはボクの手を握ってきました


「……大丈夫? 風邪引いてない、アキさん?」



「……うん」


ボクらは無言で天井を見つめていました


天井にも大きな鏡が張ってあって、ボクの顔もアキさんの顔もハッキリ見えます


ずっと黙っていたアキさんが口を開きました




「……今日………彼氏の家に云ってたの」



アキさんが話し始めました



ボクは相づちもうたず、黙ってアキさんの話しを聞いていました……



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