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レスさんとシンママちゃん【完結】
第18章 ふんわり

「どの部屋にしましょうかねぇ?」
入口でパネルを選ぶハルナちゃんは楽しそう
「アジアンチックなのも良さそうですけど、
ジロウさんにはもっと刺激が強いほうがいいてすよねぇ……
あ! 有りました! いいのが!
これにしましょう!」
ハルナちゃんはボクが写真を確認する隙も与えずボタンを押しました
ガチャリと鍵が出てきます
ここは駅前のホテルと違って、パネルから鍵が出てくるシステムのようです
「さぁ、行きましょう!」
とボクの腕を組んできて胸を押し付けてきます
エレベーターに乗ってるあいだもずっと押し当ててくる
どうしても気になるなぁ…
それに数日前に新しい彼氏と来てたんじゃないのぉ?と思いながら、なんともやりきれない気分
部屋に入って、玄関のドアを開けたら
なんともドギツい真っ黒の部屋
四角い部屋というより玄関ドアからだとL字型になってる
L字の角のあたりは鏡張り
方向感覚がわからなくてどこに奥があるのかわかりにくい!
なんだ、この部屋!
角を直角に曲がって一番奥にベッドがありました
うーーん、部屋の中歩いてたら鏡に激突しそうだなぁ!
まずは並んでソファーに座るとハルナちゃんはパラパラと冊子をめくります
「ウエルカムドリンクがありますよぉ、
なににします??」
ボクも紙面を見てみると無料サービスがいろいろ付いてるホテルみたいです
ウエルカムドリンク無料!
お料理お一人様一品無料!(宿泊のみ)
モーニングセット無料!(宿泊のみ)
コスプレ無料!
他にもいろいろ書いてました
香りのバスソープ、アロマクリームなどなど
駅前のホテルより何だかゴージャスです
きっと改装をしたのでしょう
ウエルカムドリンクを電話したらすぐに持ってきてもらって、まずはおしゃべり
ボクの事を気にしてくれているのと、
新しい彼氏が出来たばっかりなので、行くなら早く行きたかったみたいです
まぁ、たしかに被るのは良くない
若干フライングしておられますが……

