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レスさんとシンママちゃん【完結】
第2章 逆セクハラ対セクハラ合戦

ぼくは手をアキさんのデニムのベルトあたりのほうまで下ろしていく…



どこまでしたらいいのか、ちょっと戸惑う


モジモジして動けずにいたら、ぼくの手にアキさんの手を重ねてきた



「ふぅーーっ! アリガト、なんかリラックス出来た」



アキさんは笑った



ぼくも空気を読んで、手を引っ込めた



ここまで、ということだね



残念というか、ホッとしたというか…




それからは車を出して、職場に戻ることにした


帰りのクルマの中ではたわいもない明るい話しをして、けっして険悪な雰囲気ではない


こういう絶妙な刺激的な友人関係が心地よかったような気がする


「じゃあ、またねジロウくん」


「うん、アキさんの胸を思い出して今からオカズにしますわ~」


「アハハハ、どうぞどうぞ!」



「アキさんも今夜の見る夢はえっちな夢をみるかもね? そのときは彼氏さんじゃなくて相手はぼくかもしれないよ〜?」



「そうかもね、楽しみにしてるわ~」



こうしてその日はお別れしました



なんというか、明るい関係のまま


すごいところまで仲良くなっちゃったかもしれない



でも



いろんな話しを聞いたから、


気軽に手を出すわけにはいかない


アキさんを困らせてはいけないな、と


帰り道ほくは考えていた…



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