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レスさんとシンママちゃん【完結】
第4章 レスさん、快楽よりも安心感
とある日
この日のラストはいつもの3人です
「こないだ、私がさっさと帰った日、私のかわいいハルナちゃんに手ぇ出したンでしょぉ〜ッ!?」
「あぁ、あの日ね……」
「……」
「……なによ、ホントに何かあったみたいじゃない?」
「手作りお弁当いただきましたっっ!!ごちそうさまでしたッ!」
「いえいえ、お粗末サマです〜」
3人で笑ってた
「良かったじゃん?手づくりなんて普段食べられないでしょ〜」
「うん、コンビニ弁当か外食ばかりだからね、自炊はしないし!」
「また作ってきますね〜」
「ハルナちゃん、夜の事務所で襲われなかった?」
「食べてただけだっちゅーのに!」
「はい、手も握られなかったです」
「店長とかさぁ、前の主任とかさぁ、なんか意味なく手とか腕とか肩とか触ってくるときあったよねぇ〜
あれ、キモかったわぁ〜」
「え? そんなことあったの?」
「ありました!ありました! 軽くポーン!とかなんでセクハラってほどでも無いんですけど~」
「いやいや、モノを渡すときとか、冗談で手を握ってきたりして、ぎゃあっ!てカンジ!
睨みつけてやったら、すぐ離したけど」
「そうか、みんなそんなことしてるんだな〜」
「他の人がやってるからってジロウさんがマネしていいってことじゃないんですよぉ〜?
注意してくださいね」
「そぉよ! 他のお店廻ってるときにバイトに触ったりしたら捕まるからね!
下ネタで笑ってるのはウチらぐらいなんだから!
よそでは笑えんよ」
「ふーん、じゃあ下ネタとセクハラはここの店でするわ」
「うわ〜、開き直ってる!ダメだこの人!」
「ウチのお店は高いわよぉ〜?ねぇ、ハルナちゃん」
「魅惑のスタッフがお相手いたしまぁ〜す」
ぼくがソファの真ん中に座ってると、立ちながらペットボトルのお茶を飲んでいた二人がぼくの両サイドに腰掛けてくる
「お? 両手に? ここのお店は良いコが揃っていますねぇ〜?」
調子に乗ってるアキさんはぼくの脚に手を添えると、呼応するようにハルナちゃんも脚に触れてくる
「あ、ホントにヤバいカモッ!」
と焦るとふたりは笑った