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レスさんとシンママちゃん【完結】
第5章 シンママ、オイルマッサージ

「もしかして、いま見えそうでしたぁ?」
ハルナちゃんはいたずらっぽく言います
「いや、見えちゃうといけないと思って、違う方を向いた……
セクハラで訴えられたりしたらイヤだから!」
「ハハハ、訴えたりしませんよぉ~、
マジメですねえ? ラッキーとか思わなかった?
男の人なんてみんなチラチラ見るから!」
胸が大きいハルナちやんは男性の視線がいつも自分の胸元にいってるのがわかってるみたいですね
「見せてくれるのなら見るけど、
盗み見みたいなことはハルナちゃんに悪いから
たぶん少しは信頼してもらえてると思ってるから、それを裏切れないな、さすがに」
「え? 見たいんですかぁ?」
またイタズラっ子っぽくなってる!
子持ちのクセに!
「ほらほら、バカなこと言ってないで、始めるよ」
ボクはハルナちゃんの無防備な背中にオイルを少しだけ垂らして、指で広げていきます
塗り込め、と言われたので少し指先に力を入れる入れて肌に刷り込んでいくイメージで指を動かします
背中といっても肩のあたりなので、普通のマッサージしてるみたい
「ああ、上手ですねぇ、やっぱり男の人のほうが力がありますねぇ」
ハルナちゃんは満足げです
ボクのほうはと言えば、最初こそは女の子の肌にドキドキしていましたが、やってみるとなかなかの重労働
こんなの2〜3分でバテてしまいそうです
「……これ……、意外に……、キツイな……」
開始早々ボクは音をあげそう
「ほら、頑張って! イイ感じですよぉ!
頑張ったらイイ事が待ってますよぉ!」
「……イイ事って、……なんだよ……、
ああ……、コーヒーか?、……コーヒーだな?」
ボクは指の力がこんなに弱いとは思わず、
汗が吹き出てきました

