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レスさんとシンママちゃん【完結】
第6章 レスさんとデート


ハルナちゃんとの戯れから数日間



仕事で色々な店をまわりながら、オジサン店長との約束通りアキさんとハルナちゃんが働く店に週に何回か足を運んでいます



定期的に店長さんから連絡は貰っていますが、まだ副業のほうのトラブルが解決していなのだそう



どうやら向こうの仕事を任せていた若いスタッフがお金を持って逃げたらしく、金の工面と人の手配でかなりタイヘンな事になっているそう



ただそんなことはこちらの会社からすれば関係のないはなし



もし上司にバレたらオジサン店長は契約解除、ボクも降格になってもおかしくありません



上司との打ち合わせのときにあの店の話題になることはほぼ無いですが、どう耳に入るかわかりません



転地さん闘士も仲が良いので、どっかからか話しが漏れ伝わって上司の耳に届くかもしれません




そんな状況の中、ボクは焦るどころかアキさんやハルナちゃんと個別にドキドキ体験させてもらっているので、自分でも神経が図太いなぁぁ、と思います




ただ、あれからお店の方はふたりがメインで入っていたり、別の短時間バイトさんが入ったりして、


なかなかボクとふたりっきりになる、という機会が訪れませんでした




ある日、お店の事務所の場所をお借りして事務整理をしていたら、ちょうど休憩時間のアキさんが事務所に入ってきました



「入りまーーす!」


「はーい、事務所お借りしてまーす」


「知ってまーーす!」



と慣れたやりとり



いつも通り、冷蔵庫から飲み物を取り出してソファのほうにドサッと座りました



「忙しい? いま話してもいい?」



「いいですよ? ボクもひと息いれようかな」



「先週さぁ、彼氏の家族と一緒にご飯いったじゃない?」



ボクはハルナちゃんとのオイルマッサージがバレたのかと思い、心臓が止まりそうになりました……



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