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レスさんとシンママちゃん【完結】
第6章 レスさんとデート



「ええ、さっさとアキさん帰っちゃいましたよね?」



ボクはドキドキしながら素知らぬフリをします





「そうそう、あの日さぁ、もうなんか家族の中に普通に紛れちゃってて、お家の大事な話しなんかも聞かされてさぁ?

まだ嫁にもなってないのに!

悪い人たちじゃないんだけど、なんか線引きが甘い感じがしてさぁ、なんかこうやってこっちの家族とズルズル付き合っていくのかなぁと思ったらゾッとしちゃって……」




良かった

あの夜の話しじゃなかった!



それにしてもあい変わらず重たい話しだ




「なんか、わたし疲れちゃった」




「距離をおくとか言ってなかった?」





「それは今でも思ってるんだけど……、

 こないだみたいにまた呼ばれたりするなら一緒かなぁ~と思って」





「ん〜、 じゃあ一旦離れるのは止めて
 彼氏さんのそばにいてあげたらいいじゃない?」




と何気なくアドバイスしてあげたら



なんだかアキさんの態度が機嫌が悪くなってきました





「そんなアドバイス要らないのっ!

 ジロウ君、私をどっかに連れて行ってよ?

 気分転換に」





ああ、そういうことか


なんでボクなのかわかりませんが、その言い方は3人でご飯に行こうとかいうんじゃなさそうです




「じゃあ、ラブホでも行きますか!?」


と行ったら、雑誌を投げつけられました




「夜のドライブじゃなくて、昼のドライブなんてどうです?」




「え? いいの? 休みの日を奪っちゃっても」




「アキさんとデート出来るのなら、喜んで」





というわけで今度の休みを合わせて、アキさんと昼間からデートすることになりました…






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