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特別棟の獣
第2章 初体験
「んっ……は、……やぁ…」
嫌だと言ってるのにそんな事関係ないとばかりにキスを繰り返される。
呼吸するタイミングも分からなくて酸欠になりかけた時…
「ほら、ちゃんと息して」
優しいのか意地悪なのかよく分からない。
「ひゃっ」
呼吸を整えていると服の上から胸を揉まれてた。
咄嗟に吏生さんの腕を掴んだけど、もう片方の手で私の両腕を頭の上で固定されてしまう。
そして再び深いキスをされ、そっちに気を取られているとプツンと音がした。
「あっ……、や、だ……ひゃっ」
ブラのホックが外され、直接胸を円を書くように揉まれた。
「細いのに胸は大きいんだ?」
「んぁっ…やめ…て………っ」
背中がゾクゾクしてきて感じたことの無い感覚に怖くなってくる。
どうして私がこんな目に遭わないといけないの…
恐怖からなのか私の目尻から涙がポロッと零れ落ちるのにその人が気づくと「もしかして初めて?」と顔を覗き込みながら聞いてくる。
小さく頷くと「そっか…」と拘束してた腕を離してくれた。
初めては面倒臭いとも聞いたことあるし、これで解放されるかもしれない…
「じゃあ今日は解すだけにしよっか」
少しでも期待した自分が馬鹿みたい…