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特別棟の獣
第1章 出逢い

もう……無理………
立ってられない……
膝がガクッと力が抜け、転ぶ事を覚悟したけど身体に衝撃が走ることはなく、寧ろフワッと浮遊感に襲われた。
そして優しくベッドに下ろされると、私の上に吏生さんが覆い被さるようにベッドに乗ってきた。
「やだっ…」
「1回だけだから、ね?」
下心丸出しのこの人が何をするかなんて考えただけで身体が硬直する。
顔を横にブンブン振って抵抗すると
「そんなに抵抗されたの初めて」
と苦笑いをする。
「嫌っ…」
この子にするって…もしかしてこういう事をするのが今日は私って事…?
そんなの絶対に嫌…

