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特別棟の獣
第19章 1年後──
「吏生……お願い…」

「何したらいい?」

「指…動かし、て…」

「いいよ」


言われた通り指輪を中でバラバラに動かしたり、出し入れしてあげる。

強い刺激を与えないようにいつもより優しくしていると、百合の腰も動き始める。


「気持ちいい?」

「ぅん…、気持ちい…けど、、」

「けど?」

「ぁっ…もっ、と……」

「もっと何?」

「もぅ……イキたい、の…っ」


もう少し焦らしたかったけど…まぁいっか。

中に入ってる指をクイッと曲げてGスポットに少し強めの振動を与えると百合のシーツを掴む手に力が入って腰が浮いてくる。


「あぁっ!!イクッ……!!」

1回目。

寸止めしたから回数分はイかせてあげないとね。


「んんっ!は、ぁあッ…吏生、イッたから…」

「知ってるよ」

「止めてッ…んぁああッ!!!」

2回目。

そろそろ潮吹きそうかな。


「ふ、ぁ…駄目、出ちゃう…ッ」

「いいよ」

「やっ……ぁっ…出、るっ…あぁっ!!!」

3回目。

ヤバい…ほんとクセになる。


「あぁ…変になっちゃ…う」

「凄い気持ちよさそう」

「手止めてッ!あぁっ!!」

4回目。

駄目だ、手が止まんない。

百合のイク顔って堪らないんだよね。


「ん゙ぁあッ!!」

「イキたいって言ったの百合でしょ?」

「もう無理ッ…!あぁっ!!ずっとイッ、てる…からぁ!!」


この辺で1回止めとこうかな。
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