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特別棟の獣
第20章 旅行前
その後もドロドロに愛され、私は眠りについてしまった。


その様子を満足そうに見つめる吏生は、私の身体を引き寄せて眠りについていた。



その日を境に、私は吏生がいる時に本を読む事が少なくなった。


旅行ガイドブックを読む時は吏生と一緒に見て、小説を読む時はなるべく吏生が出かけている時や寝た後に読んでいた。




まぁ、私より後に吏生が寝ることなんてほとんどないけど…


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