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特別棟の獣
第21章 北海道旅行①
「ほら、行こ?」
ズルズルと引き摺られるように脱衣所まで連れてこられてしまって、逃げられそうにない。
脱衣所で服を脱ぐのに戸惑っていると「脱がせて欲しいの?」とニヤリと意地悪そうに笑う吏生と目が合う。
「後ろ向いてて」
「えー、脱ぐところを見るのも楽しみだったのに」
「やっぱり後で入る」
「ごめんって。後ろ向いてるから一緒に入ろ?」
素早く着ていた服を脱いで、浴室に入ってドアを閉めた。
ゆっくり温泉に入りたかったけど、吏生と一緒に長風呂は恥ずかしくて無理かも…。
髪の毛を洗い終えて、身体を洗おうとすると後ろから吏生の腕が伸びてきた。
「ひゃっ……」
「身体は俺が洗ってあげる」
「自分で洗うっ…」
吏生には効かないだろうと思いながらも少し睨んでみたら、案外あっさりと「分かった」と自分の頭を洗い出した。
その隙に私は身体を洗い終えてサッと露天風呂に入った。
ズルズルと引き摺られるように脱衣所まで連れてこられてしまって、逃げられそうにない。
脱衣所で服を脱ぐのに戸惑っていると「脱がせて欲しいの?」とニヤリと意地悪そうに笑う吏生と目が合う。
「後ろ向いてて」
「えー、脱ぐところを見るのも楽しみだったのに」
「やっぱり後で入る」
「ごめんって。後ろ向いてるから一緒に入ろ?」
素早く着ていた服を脱いで、浴室に入ってドアを閉めた。
ゆっくり温泉に入りたかったけど、吏生と一緒に長風呂は恥ずかしくて無理かも…。
髪の毛を洗い終えて、身体を洗おうとすると後ろから吏生の腕が伸びてきた。
「ひゃっ……」
「身体は俺が洗ってあげる」
「自分で洗うっ…」
吏生には効かないだろうと思いながらも少し睨んでみたら、案外あっさりと「分かった」と自分の頭を洗い出した。
その隙に私は身体を洗い終えてサッと露天風呂に入った。