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特別棟の獣
第23章 不安な気持ち
「ねぇ百合、中に出していい?」

「だ…だめ……っ」

「でもこんなに中は痙攣して欲しがってるよ?」


そんな事したら赤ちゃんできちゃう……


まだ私は学生だし、吏生だってもう会社に行ってるとはいえ卒業はしてない。


「吏生っ……」

「この前は中に欲しくて俺を離さなかったのに」

「それはっ……」

「冗談。百合が嫉妬させたから意地悪したくなっただけ」


酔っていたとはいえ、あんなことを言ってしまった自分が恥ずかしくてしょうがない。

記憶が無くなってればよかったのに…



「あっ……り、おっ…」

「ん?奥気持ちいいでしょ?」

「でもっ、苦し……っ、あぁっ!!」


奥をグリグリされると、なんとも言えない快感が身体中を駆け巡ってあっという間に絶頂までもっていかれる。

吏生だって余裕なさそうな顔してるのに…

もう何回イッたかも分からないし、身体に力が入らない。


「百合、これで最後だから」


そう言われてももうここまでくるとされるがまま。


「吏生っ、そんな…激しく…っ、ダメっ……あっ!」

「潮いっぱい出てくるねっ…、くっ…」

「あぁっ!イッちゃう…ッ!!」

「一緒にイこ?……ほらっ、いつでもイッていいよ」

「あっ…、イッ……ク……あぁああっ!!」

「ヤバっ…、くっ…出るッ…」



私の不安なんて掻き消されてしまうように抱かれ、気絶するように眠った。
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