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特別棟の獣
第24章 生活の変化
次の日、案の定生理がきて私は家でぐったりしている。
吏生を仕事に見送りをしてから、今日は家事に何も手をつけられていない。
少し落ち着いたらスーパーに買い物に行こう…
それまでソファで横になってテレビを見ていると、薬の副作用で眠くなってしまってそのままねてしまった。
「──り、───百合、起きて」
「ん……、吏生っ!?」
なんで吏生が帰ってきてるの!?
私そんなに寝てたかな…?
「生理痛キツイ?」
「ちょっと今回重くて…。でも薬飲んだから平気だよ」
そんな事より今何時だろう…
ご飯の支度しなきゃ…
「起きなくていいよ、まだ昼だし」
「え?仕事は…」
「今日は半休。この前土曜日出たから」
そうだったんだ…
教えてくれたらよかったのに。
「ご飯食べてきた?」
「まだだけど、百合なんか食べれそうなものある?うどん作ろうか?」
「私やるからいいよ」
「じゃあ一緒に作ろ」
吏生は私が食欲がない時、うどんをよく作っているから作り方を教えてほしいって言って教えたことがある。
簡単に出来る物だけど、いつも冷凍のうどんをストックしてるからいつでも食べられるようになっている。