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特別棟の獣
第24章 生活の変化
お風呂から出てきた吏生は用意されたご飯に目をキラキラさせる。


普通のビーフシチューなのにそんな目で見られたらプレッシャーなのに…


「美味っ!百合、料理って店レベル。外食しないでこんな料理食べれるって最高」

「そんな大袈裟な…」

「俺の人生、百合のおかげで勝ち組だわ」

「そんな褒めても何も出ないよ」

「今日は百合が上に乗るってどう?」


なんての話しをしてるの……

それにもう生理前なのかちょっと腰が重いからゆっくりしたい気分なんだけどな…


ご飯を食べ終えて食器を洗おうとすると、吏生が「俺がやるからお風呂入っておいで」と洗い物をしてくれた。


仕事で疲れているはずなのに申し訳なかったけど、ずっと立ってるのも怠くなってきてしまって素直に甘えることにした。


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