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特別棟の獣
第7章 夏休み①
「え…?」
なんて……?
今、付き合おっか?って言われた…?
状況が理解出来ず、ただ固まっていると身体が離れた。
そのままぼーっとしていたら顎を優しく掴まれて、吏生さんと視線がぶつかる。
「嫌?」
「嫌というか………私はただのお気に入りですよね…」
吏生さんは私の身体を気に入っただけで……
「違うよ」
「でもっ……」
「ごめんね、お気に入りって言ったのは他の男が手を出さないようにする為。俺は百合が好きだよ」
なに………
付き合うって……
私、どうしたら…………