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ウンディーネの泉
第1章 屋内プール
 暑い。
 ここ数年の夏の暑さはどうかしている。
 雲一つない蒼天に唯一君臨する暴君はこれでもかと熱線を降り注ぎ水銀柱を上昇させ続ける。
 ニュースによれば今日は40℃に手が届くかもしれないそうだ。
 こんな日にはプールにかぎる。
 思い立ったが吉日。
 箪笥から水着と水泳帽。バスタオルにゴーグルを取り出すとビニール製のバックに放り込むと部屋でて愛車に乗り込む。
 ガンガンにクーラーを利かせた愛車を走らせること十数分。
 着いた所は市営の屋内プールだ。
 使用料を払い更衣室で手早く着替える。
 身長175㎝体重69㎏。体脂肪率12%の鍛え上げた肢体は俺の自慢だ。
 ピッタリした膝丈の水着だけを身に付けプールサイドに向かう。
 夏休みとあって子供達がはしゃぎ回っているのを見ながらスイム専用レーンに向かう。
 水泳帽とゴーグルを着用して頭までドブンと浸かる。
 音が遠退き水色の世界が広がる。
 うん。気持ちいい。
 床を蹴って身体を伸ばす。フォームを確認しながらクロールで進み25mでターン。今度は平泳ぎ。それからバタフライ、背泳ぎと身体を慣らしていく。
 いい感じだ。そろそろ本気でいくか。
 壁を背に時計の秒針を目で追う。
 58、59、00!
 壁を蹴り踊り出す。
 全力でのクロール。25mでターンして50mでゴール!
 振り向いて時計を見る。
 29秒。
 現役時代に比べればかなり遅いがまあこんなものだろう。
 さて、今度は背泳ぎだ。
 と、プールサイドの方を向いてギョッとした。
 目に飛び込んできたのは白く細い二本の脚。
 俺の目は貝殻の様な小さな爪の脚指からスラッとした脛、可愛い膝小僧、肉付きの薄い太股を撫でるように移動し二本の脚が交差する部位を隠す紺色の布で止まる。白い脚と脚の間に挟まれた僅か幅数㎝の布。そこから目が離せない。
 「お兄ちゃん、泳ぐの早いね。」
 少し舌足らずな声に導かれて視線を上げる。
 スクール水着に包まれた起伏の少・・・もとい。スレンダーな肢体の上に乗っている可愛らしい顔。
 卵形の輪郭に少し大きめの瞳。優しいカーブを描く黒く細い眉。スッと通った鼻筋に小さな小鼻。肉厚で健康的な赤色の唇。
 髪の毛をしっかり納めた黄色い水泳帽のゴム部分には黒いマジックで「長内」と書かれている。
 見たところ小学校5、6年生か?
 
 
 
 
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