この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ウンディーネの泉
第3章 映画館
 それからは大変だった。
 怒り困惑しているミユを好きだ愛してると甘い言葉とハグとキスで誤魔化し宥める。
 落ち着いたミユを風呂で身体を清めてから洗濯の終わったサマードレスを着せて車でプールの近くまで送りそこで別れた。
 家に帰ると冷蔵庫からビールのロング缶を取り出し和室に向かう。
 座卓の上には丸々一枚分以上残った冷めて固くなったピザ。
 ドカリと座り不味い小麦粉の塊を頬張りビールで胃に流し込む。
 半分程を食べお腹が落ち着いてくると今度は悔恨の念と恐怖が沸々と沸いてくる。
 ミユを怖がらせた。傷付けた。レイプしてしまった。
 警察に通報されたらどうなる?
 当然逮捕、裁判。刑務所。
 小学生相手だからもっと罪名が付くかもしれない。
 頭を占める最悪の予想。
 どうしよう。
 頭を抱え床に踞る。
 芋虫の様に身悶え転がる。
 ゴツン。
 座卓の脚に額をぶつけ目から星が散る。
 涙目で半開きになった視界に白い塊が映る。
 何だろう?
 そんな事をしている場合ではないのに俺は塊に手を伸ばしていた。
 こ、これは。
 ジットリ湿った小さな白い布。
 ミユのパンツだ。
 余程気が動転していたようだ。湯上がりのミユにサマードレスを着せるのが精一杯で下着の事なんかすっかり忘れていた。
 汗と愛液が染み込んだパンツを手にしているとムラムラしてきてそれを鼻に当てる。
 ス~~~~。
 大きく息を吸い込む。
 甘酸っぱい薫りが肺を満たす。
 二度三度深呼吸する。
 やがて恐れも苦悩も消え去る。
 捕まったらその時はその時だ。
 開き直ると頭の中は先刻までここに居たミユの肢体矯態で一杯になる。
 ミユに会いたい。抱き締めたい。キスしたい。セックスしたい。
 パンツを握り締めたまま眠りに落ちた。
/50ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ