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イケメンの向こう側♡ 2
第8章 近くて遠い
野瀬side
ふぅ・・・・・
少し早めにと思ったけど実家に祐司を預けて来たからギリギリになってしまった。
本当はもっと早い飛行機で行きたいとこだけど良い時間の飛行機は高いもの。
ホテル奮発してるからそこは我慢ッ
荷物を預け急いでセキュリティチェックを受ける。
私は働き出してから毎年この時期に沖縄に来ている。
なんで?
なんでかな・・・・。
何処に行くわけでもなくずーっとホテルで過ごすの。
毎年行くからホテルの人にも覚えられる始末。
私は綺麗な海を見て、美味しいご飯食べて・・・・。
それだけで
1年分チャージ出来る。
搭乗口に向かい1度トイレに。
今日は髪を下ろしていた。
メガネは・・・・普段しているものはやめて普通の黒のサングラス。
帽子を被り・・・・・・
鏡を見ながら左側の髪を少し前に・・・・
首にはストールをぐるぐるに巻き足元迄隠れる黒のワンピース。
・・・・・・・・・・
誰にも会うことがない沖縄では
顔が出せる。
そんな気がしていた。