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第14章 また逢いに行っていいですか？

沙帆side

私って・・しつこいって思った。

あの時は・・・。

堂本君には本当・・見られたくない位酷かった。

悲しくて・・自分の顔が怖くて・・・・。


暫く祖父母がいる葉山に移って生活して高校は通信を受けた。

暫く葉山で過ごし父も仕事が忙しくなって家族でまた東京に引っ越した。

今は実家は芝浦のマンション。

私も暫くそこに居たけど・・・いつまでも親に頼ってはいけないって思って今の会社に中途採用で入った。

顔の傷痕も目立つけど・・・マスクで隠せば何とかなった。


仕事でたまたま銀座に行った時に・・・いつか堂本君のお父様に会いに行った時を思い出して堂本君の会社の前を通ってみた。

そしたら・・・。

そのすぐ隣のビルの1階にあるコンビニが短時間バイトを募集してた。

その場で直ぐに話を聞いてみたら・・・。

仕事が休みの日とか月に３・４回程度で良いって言われて・・・・。


そのままそのバイトを始めたの。

バイトの日は必ず顔が見れた。

毎日来てるんだって思った・・・・・。


淳君や・・涼君も・・・(笑)

この人達コンビニ飯食べすぎでしょッて・・・。

思ったよ。