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イケメンの向こう側♡ 2
第14章 また逢いに行っていいですか?


祐司side

江ノ島大橋を歩いていると沙帆はずっと海を眺めて俺の方は見ない・・・。

「私さ・・・」

・・・・・・。

沙帆がこっちを見ずに海を眺めながら口を開いた。

「・・・急に引っ越したでしょ・・・??」

・・・・・・。

「あぁ・・・(笑)ビックリしたよ・・・・」

休に居なくなって・・ビックリした所ではなかったけど。

「祖父母の家が葉山にあってね・・・(笑)・・・そこに両親と一緒に行って・・・」

そうだったのか・・・。

「高校も通信で卒業したの・・・・」

・・・・・・・・。

「人前に出るのが・・・怖かったの・・・・・」

沙帆が俺と繋ぐ手を・・・ぎゅーっと・・・強く握る。

「他人に見られるのも嫌だったから・・・堂本君に見られるのはもっと嫌だったの。」

火傷・・・・・。

沙帆は俺の方を見て・・・・。

「今でも・・・(笑)・・・左側は痕が酷い・・・・」

沙帆は笑ってそう言って・・・・。


マスクを外し・・・。

髪の毛を耳に掛けた・・・・。

・・・・・・・・。




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