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第16章 好きだよ

沙帆とデートをした日から1週間以上が経った。

・・・・・・・。

しくじった。

楽しすぎて嬉しすぎた俺は・・・・。

やってしまった。


連絡先を、聞くのを忘れてしまったんだッ。


はぁぁー・・・。

2課の総合受付でPCでこれからくるお客様のデーターを確認していると・・・・。

「祐司、次13時からの小室様～備考欄に蓮指名で申し込みあるけど・・・・」

淳がタブレットを持って俺の隣に来た。

あ・・・。

「あぁ、蓮の横浜からの顧客様だ(笑)この方は横浜時代からVIPだからデートプランも多分1日コースになると思う・・・」

そう言うと淳は俺の顔をじーっと見て・・・・。

「お前あれから沙帆と上手くいった？(笑)」

えっ(笑)

俺はPCを見ながら・・・・。

「淳には世話になったな・・・ありがとう・・・(笑)」

そう言うと・・・・。

「ありがとうじゃねぇよ！上手くいったのか聞いてんだよッ(笑)」

・・・・・・(笑)

「それは分からない(笑)ただ～・・・また誘おうとは思ってる・・・後ー・・・・」

・・・・・・。

「後なんだよ？？？」

「・・・いや(笑)・・・なんでもない・・・・ちょっと10階に行ってくる・・・・」

席を立つと・・・。

「おい！(笑)13時までに戻れよッ・・・・」

はいはい(笑)