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第16章 好きだよ

ショールームに入るとこの前もいたもう一人のスタッフさんがお茶を出してくれた。

・・・・・・・。

「あの、野瀬さん暫く来ないって～・・・・」

俺がそう言うとそのスタッフさんは笑って・・・。

「今工場が人手が足りないみたいで・・・野瀬さんはお手伝いに行ってるようですよ(笑)」

工場ッ？！

まさかうちが大量に発注したからッ？？？

「あ・・それってうちが急にお願いしちゃったからでは・・・・」

そう言うと、スタッフさんは笑って・・・。

「嬉しい悲鳴です(笑)野瀬さんは責任感強いから・・・本当にありがたいです・・・」

そ・・・そっか・・・。

すると店長さんが戻ってきて・・・・。

「堂本様(笑)今確認を取りましたらやはり野瀬さんは今月いっぱい工場の方に出向しているとのことです(笑)」

今月いっぱいか・・・・。

「ちなみに工場ッて・・・遠いんですか？」

沙帆に負担をかけてしまったのか・・・・。

「工場は千葉の船橋市にございます(笑)南船橋駅の直ぐ近くですよ・・・」

船橋か・・・。

「確か～・・・工場18時定時でしたっけ？？？」

スタッフさんが店長さんにそう言って・・・・。

店長さんはにっこり笑って・・・。

「はい(笑)工場は平日のみ稼働の10時から18時定時厳守でございますッ」

(笑)

「ありがとう(笑)」