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イケメンの向こう側♡ 2
第27章 覚えてるよ
沙帆side
・・・・・・。
男性社員の人は少し笑って・・・。
立ち上がると、私を見下ろして・・・。
「今度デートしようね???(笑)」
するわけない・・・
首を横に振ると、その人は笑って行ってしまった・・・・。
・・・・・・・。
立ち上がるとさっき転んだ時ひっかけた膝の傷が・・・ちょっと血が出てる。
痛いな・・・。
でもこの破き方・・・。
変態???
・・・・・・。
仕方なくそのまま立ち上がり・・・。
破れたパンツを見ると結構酷い。
はぁ・・・。
とりあえず1階に行こう・・・。
階段は傷が痛いからそこからはエレベーターで・・・・。
大人しくエレベーター使えばよかったな。
上から降りてくるエレベーター・・・・。
ポーン・・と、エレベーターが到着し扉が開くと・・・・。
はぁぁ・・・。
運が悪い。
朝断った新田君が乗っていた。
「あれ??野瀬さんその足どうしたのッ????」
・・・・・・。
襲われました、なんて言えない。
「慌てて階段で降りていったら・・・転んじゃって・・・(笑)」
そう言ってエレベーターに乗ると・・・・。
「大丈夫???なんか痛そうだね・・・・」
新田さんは・・・しつこくもないし、もともと悪い人ではないのは知ってる。
「(笑)大丈夫です・・・」
大丈夫だけど・・・。
さっきの人・・・。
一体誰だったんだろう・・・。