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イケメンの向こう側♡ 2
第4章 生きている
14年前
沙帆は・・・。
一命をとりとめた。
OHの病院で集中治療室で何日も山場を乗り越え・・・・。
亡くなったのは・・・。
一緒に居た憲太。
憲太は自分が着ていた服を直ぐに洗面所で濡らし沙帆に掛けてくれたという。
口を塞がせ・・一番最初に救急隊に引き渡した。
しかし、沙帆は全身重度の火傷を負った。
俺は沙帆の意識が戻った後・・・毎日毎日・・・沙帆に会いに病院に通った。
しかし・・・。
「ごめんなさいね・・・・沙帆・・・火傷酷くて・・・・」
・・・・・・・。
沙帆の母親にそう言われ・・・。
毎日沙帆の母親に花を渡した。
ある日・・・。
病院で夏帆に会った。
夏帆も疲れ切った顔をして・・・・。
「堂本君・・・・私・・・・」
夏帆はあれから自分を責め・・毎日を過ごしているようだった。
「夏帆・・・少し話せるかな・・・」
そう言って・・・。
夏帆と病院の中庭に行った。
夏帆は今も源さんのマンションに居るとそう言った・・・・。
「夏帆・・・沙帆は・・・今・・・・」
俺がそう言うと夏帆は首を横に振って・・・・。
「私も・・・会えてないの・・・看護師さんが、本人が誰とも会いたくないって・・・・」
・・・・・・・・。
そうか・・・。