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イケメンの向こう側♡ 2
第1章 逢いたい
細江side
手が震えて・・・・。
立っていられなかった。
沙帆が・・・・。
私たちのせいだ・・・・。
私も共犯のようなもの。
憲太と・・・沙帆を結び付けた・・・・。
ごめんなさい・・・・。
沙帆・・・・。
沙帆・・・。
死なないで。
堂本君は全く動かない。
視点も合っていない。
顔に煤を付けたまま・・・。
そして・・・。
私の横でボー―っと意識がなくなっているように座っているのは夏帆だった。
夏帆はあの現場で・・・沙帆の姿を見た瞬間・・・・。
泣きわめいた。
源君は夏帆の隣でずっと夏帆の手を握っていた・・・・。
もう・・・。
本当になんでもするから・・・・。
死なないで。