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第6章 謎のMEGANE

もう時間定時過ぎてるけど・・・。

デスクの電話を取って倉庫に確認・・・。

「・・・・・・・・」

『あ、お疲れ様です～(笑)もう帰りますよ～ッ』

イヤイヤイヤ・・帰られたら困る(笑)

電話に出たのは倉庫の管理者関口さん。

「関口さん申し訳ないッ・・・今日出してほしかった堂本社長と滝本さん宛てのマットレスとシーツって・・・」

そう言うと・・・。

『えーーーっ？？あれ吉原さんから発送指示なかったから出してないわよ？？？』

ぇえええええっ・・・・

発送指示は出荷以来されたのを確認し直ぐするのが鉄則。

その役割は・・・

倉庫事務の吉原さん。

当の本人は・・・・。

「今日合コン忘年会なんだよねぇ～(笑)」

・・・・・・。

化粧を直し・・・・。

隣にいた女子社員と笑う。

はぁぁ・・・・。

もういいや。

面倒くさい。


頭を抱えると・・・・。

「久野ー、今日忘年会お前来るだろ？？？」

俺の隣の席の先輩が笑って言った。

イヤ、無理っしょ。

「イヤ俺は少し残ります、倉庫も行くので・・・・」

倉庫は俺が取りに行ってそのまま堂本さんと滝本さんに届けよう。