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熱帯夜に溺れる
第5章 沈殿する夏、静止する冬

満足げに鏡に映るもうひとりの自分に頷き返した莉子は洋間とキッチンを隔てる引き戸を勢いよく開けた。最初のひとことはベタな演出だが「ジャーン」と決めている。
「ジャーン! お待たせしましたー! ……あれ?」
予想外に静かな部屋に拍子抜けする。期待していたような反応が返ってこない。
首を傾げてソファーに座る純を見れば、彼は口元を片手で覆って放心していた。
「純さん? おーい」
「……今日、やけに荷物が多いとは思っていたんだ」
「そうそう、まさかのサンタのコスプレ衣装が入っていたのでした。どうかな?」
純の前まで小走りに駆け寄った彼女はくるりと一回転して見せた。裾がひらりと舞ったスカートからは色白の太ももが露出する。
今の莉子はサンタクロースの衣装を纏っている。胸元でゆるく巻かれたロングヘアにはサンタクロースの赤色の帽子を被せ、ベアトップ型の赤色のワンピースは胸元部分が白のファーで縁取られていた。
ワンピースは胸元からウエストにかけては身体のラインに沿うタイトなデザインであり、スカートはふわりと広がるフレアスカート。
スカートの裾は白いレース、黒色のニーハイソックスと赤のミニスカートの隙間から覗く太ももの絶対領域が純の視線を釘付けにした。
「ちょっと待って。刺激が……。服のサイズ合ってる? 胸の辺りがぱつぱつで谷間も丸見え……」
「ウエストのサイズは合ってるんだけど、胸はちょっと苦しいかも。通販で買ったから試着もできなかったんだ」
「通販って……。しかもまたブラしてないだろ? 乳首が浮き上がってる」
純の指摘は大正解だ。ベアトップのすぐ下には莉子の素肌が隠れている。身体に沿うタイトな素材が莉子の乳首の形を生々しく主張させた。
「えへへ。ノーブラはわざとです」
「エロいサンタクロースだな……。可愛い。めちゃくちゃ可愛い。こんなエッチなサンタさんは誰にも見せたくない」
「純さんのために着たんだよ。純さんだけのエッチなサンタさんなの。私を好きにしていいよ」
「そういう男が喜ぶことを平気で言って……。こっちにおいで」
手を引かれてベッドに連れて行かれた莉子はすぐさま彼に捕食される。顎を捕まれ、上を向かされた彼女の唇は純の唇に覆われた。
「ジャーン! お待たせしましたー! ……あれ?」
予想外に静かな部屋に拍子抜けする。期待していたような反応が返ってこない。
首を傾げてソファーに座る純を見れば、彼は口元を片手で覆って放心していた。
「純さん? おーい」
「……今日、やけに荷物が多いとは思っていたんだ」
「そうそう、まさかのサンタのコスプレ衣装が入っていたのでした。どうかな?」
純の前まで小走りに駆け寄った彼女はくるりと一回転して見せた。裾がひらりと舞ったスカートからは色白の太ももが露出する。
今の莉子はサンタクロースの衣装を纏っている。胸元でゆるく巻かれたロングヘアにはサンタクロースの赤色の帽子を被せ、ベアトップ型の赤色のワンピースは胸元部分が白のファーで縁取られていた。
ワンピースは胸元からウエストにかけては身体のラインに沿うタイトなデザインであり、スカートはふわりと広がるフレアスカート。
スカートの裾は白いレース、黒色のニーハイソックスと赤のミニスカートの隙間から覗く太ももの絶対領域が純の視線を釘付けにした。
「ちょっと待って。刺激が……。服のサイズ合ってる? 胸の辺りがぱつぱつで谷間も丸見え……」
「ウエストのサイズは合ってるんだけど、胸はちょっと苦しいかも。通販で買ったから試着もできなかったんだ」
「通販って……。しかもまたブラしてないだろ? 乳首が浮き上がってる」
純の指摘は大正解だ。ベアトップのすぐ下には莉子の素肌が隠れている。身体に沿うタイトな素材が莉子の乳首の形を生々しく主張させた。
「えへへ。ノーブラはわざとです」
「エロいサンタクロースだな……。可愛い。めちゃくちゃ可愛い。こんなエッチなサンタさんは誰にも見せたくない」
「純さんのために着たんだよ。純さんだけのエッチなサンタさんなの。私を好きにしていいよ」
「そういう男が喜ぶことを平気で言って……。こっちにおいで」
手を引かれてベッドに連れて行かれた莉子はすぐさま彼に捕食される。顎を捕まれ、上を向かされた彼女の唇は純の唇に覆われた。

