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熱帯夜に溺れる
第2章 夏の夢
 35歳の彼の前では莉子はお子ちゃまだ。酸いも甘いも知り尽くした大人の女には程遠い。

 彼の胸元に顔を伏せる。細身なのに男らしいしっかりした胸板やたくましい腕に抱き締められて、全身から男を感じた。

 初めて出会った瞬間からふたりは両想いだった。その事実に互いに気が付かないままヤキモキして、苦しんで泣いて。
 ふたりはどこか似た者同士だ。

「好き……」
「俺も。好きだよ」

 頭上の空はオレンジからピンク、ラベンダーへ、そしてだんだんと夏の夜色に染まっていく。
 夏のはじまり、19歳の女と35歳の男は夢を見ていた。
 恋という名の儚い夢を。
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