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私が小さな男の子を好きになった理由
第3章 背の低い男の子は嫌いですか?
「それがねぇ・・・。」
中三になった今も、同じクレスメートのバカを見ながら呟いた。

アイツ、成績は学年で10番以内なんだ。
それもバスケ部のキャプテン。

結構、モテるみたい。
でも、意外とオクテで彼女はいない。

好きな女子は知っている。
私ではない。

背の低い、可愛い子だ。
別にヤツは、好みではない。

足、短いし・・・。
それよりも。

一緒に下敷き卓球している西島に、私の目はくぎ付けだ。
小さくて、可愛い。

ずっと、私の胸はキュンキュンしてる。
そう、私はヤツが好きだ。

西島 清志。
眉毛が濃くて、サル顔。

でも、両目のまつ毛は長い。
切れ長の瞳がクッキリして、女の子みたいだ。

時代劇に出てくる、イケメンスターに似ている。
西島に恋してから、毎週、見るようになった。

可愛い、私のアイドル。

好きになったキッカケは。
ある日の体育館。

背の高い私は、当然、バレー部で。
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