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私が小さな男の子を好きになった理由
第3章 背の低い男の子は嫌いですか?
教室を喧噪が渦巻いている。
「また、アイツらか・・・。」
私は頬杖をつきながら、ボンヤリ黒板の方を眺めていた。
「シャアッー・・・。」
右手で大げさに拳を握る、中学三年生の男子。
黒板前の教師の机を卓球台にして、下敷きでピンポン玉をはじいている。
いつもの光景、おバカな男子のパフォーマンスだ。
その筆頭格。
山田が吠えている。
アイツとは一年生からの腐れ縁だ。
今でも、アイツのバカぶりが思い出される。
「処女って、知ってるぅー・・・?」
その大きな声に、教室中の女子が凍りついた。
「セックスしてない女のこと、なんだぜぇ・・・。」
本人は廻りにいる男子生徒だけに話しているつもりらしいが、みんなには筒抜けだ。
今から思えば無理もないが、遂、数か月前は小学生だったガキだ。
性教育実習を受けた女子とは知識が違う。
それにしても。
処女って・・・。
「俺もこの間、エロ本で読んだよぉ・・・・。」
これもバカな準代表の藤田が続く。
おいおい、誰か止めろよ!
でも、クラス中の女子は遠巻きで顔を赤く染めて、聞かないふりをしているだけ。
私も、わざわざ突っ込む勇気が無くて。
こいつ、バカだ・・・。
それが、山田の第一印象だった。
「また、アイツらか・・・。」
私は頬杖をつきながら、ボンヤリ黒板の方を眺めていた。
「シャアッー・・・。」
右手で大げさに拳を握る、中学三年生の男子。
黒板前の教師の机を卓球台にして、下敷きでピンポン玉をはじいている。
いつもの光景、おバカな男子のパフォーマンスだ。
その筆頭格。
山田が吠えている。
アイツとは一年生からの腐れ縁だ。
今でも、アイツのバカぶりが思い出される。
「処女って、知ってるぅー・・・?」
その大きな声に、教室中の女子が凍りついた。
「セックスしてない女のこと、なんだぜぇ・・・。」
本人は廻りにいる男子生徒だけに話しているつもりらしいが、みんなには筒抜けだ。
今から思えば無理もないが、遂、数か月前は小学生だったガキだ。
性教育実習を受けた女子とは知識が違う。
それにしても。
処女って・・・。
「俺もこの間、エロ本で読んだよぉ・・・・。」
これもバカな準代表の藤田が続く。
おいおい、誰か止めろよ!
でも、クラス中の女子は遠巻きで顔を赤く染めて、聞かないふりをしているだけ。
私も、わざわざ突っ込む勇気が無くて。
こいつ、バカだ・・・。
それが、山田の第一印象だった。