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僕が大きな女の子を好きになった理由
第7章 ギュッとしてくれた
大好きな、大好きな。
僕の、天使、僕の女神、僕の、僕の・・・・。

温もりの中で、無数の言葉が脳裏に浮かんだ。
ムチャクチャ、気持ち良かった。

本当に、このまま死んでも良いと思ったんだ。

「好き・・・・です・・・・。」
やっと絞り出した声は小さすぎて、吉川さんには届かなかっただろう。

「わたし・・・も・・・す・・・き・・・。」
でも、彼女の掠れた声は聞こえた。

だから。
僕は。

彼女の背中を、ギュッとした。

彼女も。
そう・・・・。

同じように、ギュッとしてくれた。

十五歳の秋。
僕は、僕達は世界中で一番、幸せな二人だったかもしれない。
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