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not erotic love stories
第18章 コーヒーと熱い紅茶:雨宿り(第二話)十年目のラブストーリー

『知ってるの・・・?この映画』
俺が尋ねると、大きな目をさらに開いて彼女はまくしたてた。
『決まってるじゃない。たしか、チェコの映画で、カンヌのグランプリ取ったのよ。こう見えても私、ちょっとした映画通なのよ』
俺より一つ年下で学園祭の準備で一、二度(しかも事務的に)しか話した事がないのに、彼女は数年来の友人の様に話しかけてくる。
人見知りしない性格なのだろう。
俺とは全く逆の性格で、羨ましく思えた。
俺が尋ねると、大きな目をさらに開いて彼女はまくしたてた。
『決まってるじゃない。たしか、チェコの映画で、カンヌのグランプリ取ったのよ。こう見えても私、ちょっとした映画通なのよ』
俺より一つ年下で学園祭の準備で一、二度(しかも事務的に)しか話した事がないのに、彼女は数年来の友人の様に話しかけてくる。
人見知りしない性格なのだろう。
俺とは全く逆の性格で、羨ましく思えた。

