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not erotic love stories
第77章 未読の「ライン」:チュー、したい!
「今朝のこと、ゴメンナサイ。」
私の「ライン」の一行は未読のまま、夜まで放置されていた。
いつもなら、どんなに喧嘩した後でも、すぐに返信してくれるのに。
会議なんかで「既読スルー」はあっても、未読状態が続くことは無かった。
なのに、今朝、別れてから十時間以上経過しているのに未読のままだ。
「怒ってるのかなぁ・・・?」
殆ど無言で家を出た夫の後姿が、私に後悔の念を抱かせる。
喧嘩したまま、死別した小説を読んだことがある。
どうしよう、圭君がもしも、事故にあっていたとしたら。
私の「ライン」の一行は未読のまま、夜まで放置されていた。
いつもなら、どんなに喧嘩した後でも、すぐに返信してくれるのに。
会議なんかで「既読スルー」はあっても、未読状態が続くことは無かった。
なのに、今朝、別れてから十時間以上経過しているのに未読のままだ。
「怒ってるのかなぁ・・・?」
殆ど無言で家を出た夫の後姿が、私に後悔の念を抱かせる。
喧嘩したまま、死別した小説を読んだことがある。
どうしよう、圭君がもしも、事故にあっていたとしたら。